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 ■■               No.090    2005/12/27 
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 【 今日のポイント 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


    三菱化学の以前の決断は、うまくいってるようです。
  
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 アイジェイシーの土肥です。
 インド・ビジネスをお考えの方、インドに興味をお持ちのみなさまのた
 めに、インドで現在起きている事を、独自の視点で、わかりやすくお伝
 えして行きます。


 【 今日の記事 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


      三菱化学、インドで426億円かけ合繊原料増産

                   日本経済新聞  2005/12/26   
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  三菱化学は26日、合成繊維原料の「高純度テレフタル酸」をインドで
 増産すると発表した。年産80万トンのプラントを2008年から稼働させ、
 能力を2.7倍に引き上げる。増産分は合成繊維産業の成長が見込めるイン
 ド市場に供給していく。投資額は426億円で、日本企業のインド直接投資
 では最大規模となる。

  三菱化学の現地法人「MCC PTA INDIA(西ベンガル州)」は2000年か
 らテレフタル酸の量産を開始。現在は年産47万トンの生産能力を持ち、
 インド国内の合繊メーカーに販売している。

  インド政府は繊維産業の育成に力を注いでおり、今後は年率10%程度
 の成長が期待できるという。今回の増産分は当面、インド以外の地域に
 も供給するが、「2010年にはインド内ですべて吸収される見通し」(船
 田昌興副社長)。

  三菱化はテレフタル酸で英BPに次ぐ世界2位メーカー、現在の全生産
 能力は約310万トンと世界シェアの11%を占める。建設着工中で06年稼働
 予定の中国工場同60万トンと合わせると、08年には生産能力が約450万ト
 ンとなる。


 【 今日のキモ 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ■三菱化学は、もともと1997年にインドに進出しました。

 ■その際も400億円の投資で、投資先を中国にするかインドにするか考え
  たそうです。

 ■その時インドに決めた理由は、ずっと民主主義国家であるインドの政
  治的安定性だそうです。

 ■すなわち巨額の投資を行う場合は、回収まで時間を必要とし、その間
  に政治的なリスクは最も避ける必要があったためです。

 ■中国はその点共産党一党独裁で、インドに比べるとリスクが大きいと
  見たようです。

 ■ちなみに進出した西ベンガル州はコルカタのある西ベンガル州です。

 ■ここは州政府はずっと共産党政権です。

 ■ですが、もちろん民主選挙を経ている政権であるし、共産党政権でも
  企業誘致には一生懸命に取り組んでおり、共産党ゆえのリスクは考え
  なくて良い状況です。

 ■さらにインドは国内市場の大きさはもちろんですが、東南アジアなど
  世界各国とのFTA締結に熱心で、輸出にも都合が良い立地となっていま
  す。

 
 【 編集後記 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  この記事に関連して今日の日経には、「インド、国営企業株の売却再
 開へ・左翼政党が軟化」という記事もあります。

  昨年の政権発足時は、インド共産党との連立で株価も下がるなど先行
 きにだいぶ懸念がありましたが、シン首相の指導力もあり、共産党とも
 協力して、経済発展の方向へ突き進んでいます。
 
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