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 ■■                No.448       2007/3/23
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 【 今日のポイント 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


       親日のボーズは2人います。
 
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  アイジェイシーの土肥です。インド・ビジネスをお考えの方、インド
 に興味をお持ちのみなさまのために、インドで現在起きている事を、独
 自の視点で、わかりやすくお伝えして行きます。

 【 今日の記事 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


           恋と革命の味 中村屋

                   日本経済新聞      2007/3/18
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  「新宿中村屋」。この店名を聞くだけで、カレー皿が頭に浮かぶ。パブ
 ロフの犬の実験のようにつばが湧く。しかし、中村屋は「カレー」とは呼
 ばず、「純インド式カリー」という名前にこだわる。それにはちゃんとし
 た理由がある。

  東京・新宿にある「中村屋」は1927年、ご飯とカレールーを別々の皿と
 器に盛ったカレーライス「純インド式カリー」を売り出した。当時はご飯
 の上にカレーがかかった状態で供されるライスカレーしかなかった。

  中村屋の創業は1901年。最初からカレーを作っていたわけではなく、創
 業者の相馬愛蔵・黒光夫妻が東京・本郷の東京大学正門前でパン店を開い
 たのが始まりだ。1904年に日本初のクリームパンを創案した後、1909年に
 新宿へ本店を移した。

  「インドカリー」を中村屋に持ち込んだのは、インドの独立運動家、ラ
 ス・ビハリ・ボース(1886〜1945)だった。インドで独立運動に身を投じ
 、英国人総督に爆弾を投げつけて追われ、日本に亡命したボースは、つて
 を頼って中村屋に身を寄せた。その後、夫妻の長女と結婚し、創業家の一
 員となった。

  (中略)

  ボースは終生、インドに帰ることなく、終戦間際の45年に日本で没した
 。「非暴力・不服従」を提唱したマハトマ・ガンジーに導かれ、インドが
 英国からの独立を勝ち取る2年前の事だった。ボースの逸話に関しては『
 中村屋のボース』(中島岳志著、白水社刊)が詳しい。

 【 今日のキモ 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ■ラース・ビハリ・ボースはインドの独立運動家で、日本のカレーの父と
  言われています。

 ■同じインドの独立運動家のスバース・チャンドラ・ボースと区別する意
  味から「中村屋のボース」と呼ばれています。

 ■ベンガルの王族の家に生まれたボースはインド国民会議に所属し、大英
  帝国からの独立運動に身を投じ、英国人総督に爆弾を投げつけるテロ未
  遂事件などを起こして追われ、日本に亡命しました。

 ■ボーズが日本に亡命した1914年当時、日本政府は日英同盟を締結するな
  ど大英帝国と友好関係にあったため、ボースに対し国外退去を通告しま
  した。

 ■しかしボースは犬養毅、内田良平などのアジア主義者のはからいで新宿
  中村屋に身を隠し、反英独立運動を展開していくことになります。

 ■そして1922年の日英同盟の破棄を受け、ボースは日本に帰化しました。

 ■その時「防須」という日本名を付けたのは後に首相となり、5.15事件
  で命を落とす政治家・犬養毅でした。

 ■そしてボースは終生、インドに帰ることなく、終戦間際の45年に日本で
  なくなりました。

 ■それは「非暴力・不服従」を提唱したマハトマ・ガンジーに導かれ、イ
  ンドが英国からの独立を勝ち取る2年前の事でした。

 ■また英国から入ってきた欧風カレーが主流だった当時、スパイシーな「
  純インド式カリー」のレシピを中村屋に提供し、今に至るまで中村屋の
  名物メニューとなっています。

 ■今度東京に行ったら、六本木ヒルズなどにある「新宿中村屋」に行って
  、アジアについて考えてみたいと思います。
 
 【 編集後記 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  2007年は「純インド式カリー」の発売80周年にあたり、中村屋はレトル
 トカレー「こだわりのインドカリー」シリーズ2商品を発売しました。

  従って、東京に住んでなくてもこのカレーを味わうことができます。

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