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■■            No.743 2008/6/9
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【 今日のポイント 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


インドは、農業でも世界で存在感を示しけるでしょう。

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アイジェイシーの土肥です。インド・ビジネスをお考えの方、インド
に興味をお持ちのみなさまのために、インドで現在起きている事を、独
自の視点で、わかりやすくお伝えして行きます。

【 今日の記事 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


米不足のサウジアラビア、インドに輸出規制解除を求める

ヴォイス・オブ・インディア   2008/5/20
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世界有数の米輸入国サウジアラビアの米不足が深刻化している。この事態
を受けサウジアラビア政府は、インド政府に対し米の輸出規制の解除を含め
た米の供給を求めた。

ラジーブ・シャハレ駐サウジアラビア・インド公使代理は「サウジアラビ
ア商工会議所の諮問委員会とインド政府高官が、米の問題について話合いを
進めている」と語っている。

(後略)

【 今日のキモ 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■米や小麦など、食糧の国際価格が高騰を続けています。

■米の国際価格はインドが3月に輸出制限を実施したこともあり、この1年
で2倍以上と高騰しています。

■インドは世界第2位の米の輸出国です。

■インドの米の輸出先のほとんどはアラブ諸国で、サウジアラビアには年間
60万トン弱の米を輸出しています。

■しかしインド国内の需要の高まりを受け、バスマティ以外の米輸出を3月
から禁止している状況です。

■バスマティ米については、その輸出税を引き上げています。

■米の需要増に対応してサウジアラビアとUAEでは現在、インドからのバス
マティー米に加え、現在タイからの米の輸入量が増やすことで対応してい
ます。

■去年サウジアラビアは96万トンの米を輸入した世界6位の輸入国で、うち
70%がインドからのバスマティー米で、タイからは10%程度となっていま
す。

■中東では、エジプトでは食料品価格の上昇に怒った住民らのストやデモが
頻発しており、抗議デモはイエメンやヨルダンなどにも広がっています。

■5月初めには、サイクロン被害を受けたミャンマーの生産減少見通しを受
け、米国のコメ価格はさらに5%も上昇しています。

■人口増加という要因もありサウジアラビア政府は、食糧の安定供給源確保
を狙って、タイの稲作農業に年内にも投資を検討するなどの動きもでてい
ます。

■こうした中インド商工省は5月9日、米輸出を限定的に解禁する可能性を示
唆していました。

■インドはエネルギー確保は最重要事項でもあり、サウジの要請には前向き
に対応していくことになるでしょう。

■インドでは、米、小麦とも収穫・調達量は増えており、食糧不足の心配は
現状無いと、インド政府は言っています。

■またインドはベジタリアンが多く、ヒンドゥー教やイスラム教の影響もあ
り、食肉の消費量が少ないことも食糧問題の影響を少なくさせています。

■一方インドの耕作面積は、国土が3倍大きい中国の1.13倍もあり、耕作面
積はまだ増え続けていますが、穀物収量は中国の数分の一であるなど、農
業の技術は遅れています。

■それだけに今後の成長の余地が極めて大きいともいえ、農業でも世界で存
在感を示していくことになるでしょう。

【 編集後記 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

時々インド企業から売り込みのメールをもらいます。

最近増えているのは、自分たちのグローバル対応力をグローバル化の必要
性を感じているであろう日本企業に向けて売り込むものです。

たとえば中東の文化を理解していることを売りに、ソフトのカスタマイズ
を請け負うというものです。

インド人活用について、ソフトウェアスキルの面ばかりがクローズアップ
されますが、彼らのグローバル対応力はきっと日本人の足りないところを補
うものとなるでしょう。

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