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■■             No.695    2008/3/28
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【 今日のポイント 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


インド市場の攻略は、ヤマハにとって最重要課題です。

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アイジェイシーの土肥です。インド・ビジネスをお考えの方、インド
に興味をお持ちのみなさまのために、インドで現在起きている事を、独
自の視点で、わかりやすくお伝えして行きます。

【 今日の記事 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


ヤマハのインド二輪会社、再建へ三井物産が資本参加

 MSN産経ニュース      2008/3/5
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ヤマハ発動機は5日、昨年10月に設立したインドの二輪車製造会社「インディ
ア・ヤマハ・モーター」(IYM)に、三井物産が資本参加すると発表した。

ヤマハ発は今年中にIYMの資本金を現在の15億ルピー(約39億円)から56
億ルピー(約146億円)まで増資する計画。三井物産はIYMの第三者割当増資
を引き受けて増資に協力し、IYMへの出資比率を30%にする。

(後略)

【 今日のキモ 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■インドの二輪車総需要は年間800万台で、世界第2位の市場です。

■ヤマハ発は平成13年にインドで二輪車製造の100%子会社「ヤマハ・モータ
ー・インディア」(YMI)を設立して市場に参入しました。

■しかしインドの二輪車市場ではホンダが5割以上のシェアを持ち、ヤマハのイ
ンドでの販売台数はホンダの1/10にも達していません。

■この状況でヤマハのインド事業は当初から赤字が続き、昨年は88億円の赤
字(営業利益ベース)を出しています。

■それでヤマハは工場と事務所をIYMへ引き継ぐことにし、三井物産の強い物
流やディーラー網開拓との相乗効果で、インド国内の販路拡大などを図ること
にしました。

■ヤマハ自体は、下記に示す高付加価値商品の積極投入や直営店の設置拡
大等の販路開拓を図っていく計画です。

■その結果、販売規模を平成22年には昨年の12万台から65万台に引き上げ
たいとしています。

■他の産業でも同様ですが、ヤマハも今後の成長戦略を描くうえでは、ホンダ
が強いBRICs市場でのシェア確保は避けて通れない経営課題です。

■中でも将来は1000万台規模に拡大すると目されているインド市場の攻略は、
ヤマハにとって最重要課題でした。

■それがこの三井物産との合弁事業にも結びついたのでしょう。

■加えてヤマハは、インドでは圧倒的なシェアを持つホンダと同じ顧客層を狙わ
ない戦略で市場を攻める方針です。

■つまりホンダのメーンターゲットである庶民層ではなく、所得の多い富裕層に
絞った商品展開を進める、という戦略です。

■それによりホンダとの価格競争を避け、同時に高級ブランドとしての認知度を
高める戦略です。

■この高付加価値マーケティングで市場開拓する戦略では、1999年に1%程度
だったシェアを2007年には30%まで伸ばしたベトナム市場での成功例があり
ます。

■ヤマハは今後3年間でアジア、中南米に投資する1090億円のうち約200億円
をインドに振り分け、インド各地に大型の旗艦店を開店させていく計画です。

■ところでホンダは二輪車では低価格戦略で大きなシェアを取っていますが、
四輪車では高級車戦略でシェアわずか4%です。

■同じ会社で二輪と四輪で全く別な戦略で、全く別の結果というのはブランディ
ングと言う観点からどうなんでしょうか?

■四輪も二輪の戦略にあわせて、大きなシェアをとっていくべきではないでしょ
うか。

【 編集後記 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今週は当社関連記事紹介シリーズになってしまいましたが、私も執筆させてい
ただきました、近日発売の「オフショア開発PRESS(技術評論社)」がAmazonで
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