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 ■■                No.524       2007/7/12
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 【 今日のポイント 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


        ホンダの高級路線は成功するか。

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  アイジェイシーの土肥です。インド・ビジネスをお考えの方、インド
 に興味をお持ちのみなさまのために、インドで現在起きている事を、独
 自の視点で、わかりやすくお伝えして行きます。

 【 今日の記事 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


    ホンダ、インドなど急成長市場でシェア拡大目指す=会長
 
                     朝日新聞      2007/7/2
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  ホンダの青木哲会長は1日、インドや中国など急成長市場でのシェアを
 拡大したい意向を明らかにした。ただ、インドの低価格小型車市場への参
 入は急がない方針を示した。

  ホンダは、インド北西部ラジャスタン州タプカラの第2工場建設に最大
 200億ルピー(4億9100万ドル)を投資する。年間生産能力は当初6万台で、
 その後20万台に増やす計画。生産開始は2009年第4・四半期の予定。

   (中略)

  青木会長は、コスト面から、低価格小型車市場でのこれらメーカーとの
 競争は難しいとの見方を示し、同市場への参入は急がないとの考えを示し
 た。

 【 今日のキモ 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ■ホンダは競争の激しい小型車市場を避け、今後増えてくる富裕層をター
  ゲットに高級路線をとっています。

 ■この点で、スズキ、日産やトヨタの戦略とは違います。

 ■インド自動車市場の主戦場は、乗用車販売全体の9割弱を占める、排気量
  800-1000ccの小型車です。

 ■売れ筋は60万ー120万円の価格帯です。昨年3月には、1200cc以下の小型
  車には、物品税が16%から8%に下げられたこともその追い風となっていま
  す。

 ■この市場にはインドのタタ自動車が2008年に「3000ドルカー」を発売す
  る計画を表明しており、日産のゴーン社長も先月、インドで価格が3000
  ドル程度の超低価格車の生産・販売を検討していることを明らかにしま
  した。

 ■またトヨタも2010年をめどに、インドで80万円程度の車を出す計画にし
  ています。

 ■一方ホンダは、インドで販売している最も安い車のシティ(日本名『フィ
  ット・アリア』)でも170万円から200万円で、最も高い車のアコードは
  500万円ほどします。

 ■ホンダ車のユーザーは、ほとんどが自営を中心とした「年収300万円から
  400万円の富裕層」です。

 ■昨年小型セダン「シティ」と上級セダン「アコード」の間を埋める、シ
  ビックを300―330万円の価格帯で、インドで発売しました。

 ■ただ優遇税制を活用できる排気量1200cc未満の小型車も投入すると昨年
  発表しましたが、低価格路線はとらずに最新の技術を盛り込んだ高い品
  質を目指す、としています。

 ■インドでこれまで日本企業が失敗してきたのは、初期投資規模をおさえ
  『小さく生んで大きく育てる』という日本企業の慎重な姿勢や、富裕層
  にターゲットを絞った戦略などにあると言われていきましたが、ホンダ
  の戦略が成功するか注目です。

 【 編集後記 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  インドのジェット・エアウェイズが来月、最安値でインド〜アメリカ便
 に参入します。

  ムンバイ〜ニューヨーク往復で、エコノミークラスで42,500ルピー
 (127,000円)、ファーストクラスで172,500ルピー(517,000円)です。

  米印の位置が地球の裏側にあることを考えると、安いですね。

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